どうも、のんぺい(@nonpei_game)です!
今回は、三国志の世界観を舞台にした経営シミュレーションゲーム「三国鍛冶物語」の評価・レビューをしていきます。
先にひとことで言うと、
三国志の武将がドンパチするのではなく、彼らに武器を売る立場というのが斬新で面白い
という評価です。
記事では、もう少し詳しく、

・他の同ジャンルのゲームとの違いは?
・バトルとかはないの?
・製造して売って終わり?
など、詳しく書きつつも、5分で読めるようにまとめました。
インストールするかどうかの参考にしてください。
総合評価をいち早く知りたい方はこちらから飛べます。
この記事でわかること
三国鍛冶物語ってどんなゲーム?
三国鍛冶物語~最高の商会を目指せ~(通称:サンカジ)は、三国時代の大都市で鍛冶屋の店主としてお店を経営し、天下を望む武将たちに武具を売ってお金を稼ぎ、時には仲間になった武将たちを引き連れてストーリーを攻略していく、経営シミュレーション+RPGゲームです。
他の三国志モチーフのゲームとは違い、鍛冶屋視点で進むオリジナルストーリーを楽しみながら、三国志で有名な武将たちの依頼通りに武具や防具を作成し、鍛冶屋を大きくしていくことが目標です。
製造した武器や防具は販売するだけではなく、武将に装備させることで、武将たちをより強くすることもできるため、育成ゲームとしても楽しむこともできるのは面白いと思いましたね。
ゆくゆくは、対人戦や世界ランキングも公開されているので、ゲーム内だけではなく、世界中のプレイヤーと自慢の武将たちを率いて競い合うことに。
三国鍛冶物語はこんな人におすすめ!
- 毎日が忙しい!1つのゲームに没頭したい人!
- お店を育てていく「経営シミュレーションゲーム」にハマりやすい人!
- 三国志ゲームでは珍しい?!ゆるっとしたデフォルメキャラが好きな人!
三国鍛冶物語では、経営、RPG、キャラ育成、PvP、ストーリー等のたくさんのコンテンツが詰め込まれているため、三国志好きな人はもちろん、一つのゲームに没頭したい人には特におすすめのゲームです。
武将たちに依頼された武具を製造する待ち時間に、探索へ行き素材集め、武具が出来たら販売、販売したお金で工房を大きくする。そうしているうちにまた新しい依頼!
ちょっと依頼対応に飽きたらキャラ育成して、PvPや冒険にでてRPG要素を楽しむ!なんて遊び方ができるとにかく忙しいゲームです!
また、自分のお店や施設等を育てていくような経営型のゲームをしていた方は、少しでも三国志に興味があれば、十分に楽しめる内容となっています。
「資材を集める」→「注文通りに武具を作る」→「お店のレベルを上げる」という基本の流れを覚えてしまえば、効率の良い進め方を考えながら、黙々と同じ作業をこなすことで簡単に成長することができます。
他には、三国志は好きだけど、キャラの見た目がリアル過ぎて取っつきづらい、キャラに愛着がわかないゲームが多い!という方には、三国鍛冶物語はおすすめです。

▲デフォルメされて可愛らしい姿になった武将や詩人たち
三国志をモチーフとしたゲームでは、リアルなビジュアルのキャラデザインが多いイメージですが、三国鍛冶物語では武将キャラクターたちがデフォルメされ、ゆるっとしたような可愛らしい見た目になっています。
三国鍛冶物語の面白いところ
- 工房が繁盛していく様子が目に見えて分かるため、達成感が得られる!
- 「商売でキャラが強くなる」という斬新さを味わうことができる!
- 解放要素が多いので次の目標が立てやすく、飽きずにプレイできる!
目指すは洛陽一の鍛冶屋!工房が賑わっていくのを実感!
三国鍛冶物語では、工房を大きくすればするほど施設や職人等が増え、工房が繁盛していく様子がとてもよく分かります。
最初は一人暮らし用の部屋のような狭さの工房だからこそ、工房が広がるたびに達成感や満足感が生まれます。
最終的には工房どころか、街広場のような見た目にも・・・?

▲このように最初は狭い工房も

▲投資を続けて大きくできる
ゆくゆくは家具や設備を購入して、自分の好みに模様替えも楽しむことができるようになるので、ゲーム内の友達やSNSでシェアするといった楽しみ方もできるかもしれません。
武具を売ると武将が強くなる斬新さ!
三国鍛冶物語では、施設や工房を大きくする経営シミュレーション要素をメインに楽しんでいると、いつの間にかキャラ育成まで進んでいるという一石二鳥な斬新さを味わうことができるゲーム。
商売だけやっていても強くなれないのでは?と思う方も多いかもしれませんが、三国鍛冶物語では商売してお金を稼げば稼ぐほど武将を強くすることができます。
新しい武器が解放されれば、当然ステータスも高く、高値で売ることも可能に。
お金を稼げば稼ぐほど、武具製造に必要な素材収集の効率が良くなり、レアな素材が手に入る、そしてまた新しい強くて稼ぐことができる武器を製造できるという流れが生まれます。
多くのゲームでは、キャラクターを強くするために経験値アイテムを使用したり、スキルレベルアップのために素材を集めたりするのが主流ですが、三国鍛冶物語ではあくまでメインは鍛冶屋の店主としての商売です。
次はこの装備を解放!次はあの武将を解放!
三国鍛冶物語は解放要素が多いため、次の目標を立てやすいという特徴があり、モチベーションを保ちながら長くゲームを楽しむことができます。
例えば、一部の武将を解放するためには「募集要項」に書いてある条件を達成する必要があります。
条件を見ながら施設に必要な投資を行ったり、求められている装備を製造し、武将を解放する、といった目標に沿って飽きずに進めていくことが可能です。
三国鍛冶物語の残念なところ
- バトルが完全にオート
- アクティブプレイヤーが少ない
- チュートリアルが物足りない+用語が難しい
バトルが完全にオート&派手さはない
三国鍛冶物語のバトルシステムは、配置や編成を除けば完全にオート(自動)で進んでいきます。
編成によって戦略の幅はありますが、戦闘中にスキルボタンを押したり、自身で必殺技を発動させるような機能はありません。
プレイヤースキル(実力)を用いて攻略し、他プレイヤーの方との差を付けたい方には少し物足りないかもしれません。
ゲーム内が過疎っている・・・

▲自動定型文がやや目立ちます
三国鍛冶物語には、他のプレイヤーと交流できるチャットや「連盟」といったギルドのよなコンテンツがあります。
しかし、まだ勢いがあるとは言い難く、ややプレイヤーたちによる盛り上がり度の低さを感じるかもしれません。
また、Lobiという国内最大級のゲームコミュニティサービスを公認しているものの、人が少なく活かしきれていないのが現状です。
用語がやや難しい?!
三国鍛冶物語では、その言葉や説明だけでは使用用途が分からないアイテムが出てくることがあります。
また、チュートリアルでは触れられていないコンテンツも多数あるため、プレイヤーによってはゲームの全体像を掴むことにやや時間がかかります。
三国鍛冶物語のゲームの流れ・遊び方
①武器を「製造」して、お金を稼ごう!
まずは、武将たちに依頼された武器を製造、販売してお金を稼ぎましょう。
三国鍛冶物語では、お金を稼げば稼ぐほど出来ることが増えていきます。
②「探索」に行き、武具に必要な「素材」を集めよう!
武具を製造していると、新しい武具を作成可能になりますが、その分必要な素材に求められるレベルも上がって行きます。
多くの素材は、「探索」に行くことで入手可能となっています。
1回の探索に行けるメンバーの数は決まっており、探索後はクールタイムがあるため、なるべく効率よく、探索に常に出かけている状態にしておきましょう。
③お金を稼いだら、工房のレベル上げや「投資」をしよう!
武器を製造してお金を貯めたら、工房を広げましょう。
工房を広げることで、武器や防具に必要な素材を効率よく入手することが可能になります。
④武将たちを強化しよう!
武将たちに武具を販売してお金を稼ぐことが出来る一方で、作成した武具を売らずに、装備させて強化することができます。
武将たちを強くすることは、これから登場する攻略コンテンツ等を攻略するうえで非常に大事な要素です。
強い武器を作成するたびに、武将に装備させて強くできるか確認しましょう。
⑤「征戦」を進めよう!
征戦は、ストーリーモードのようなもので、CPUの敵を倒してマップを進んでいくコンテンツです。
征戦で武将を解放するために必要な「〇〇の欠片」や、武具などを手に入れることができますので、随時クリア可能なところまで進めましょう。
⑥武将を仲間にしよう!
武将を解放すると、ちょっとしたキャラストーリーを読むことができます。
「征戦」やガチャで入手することができる「武将の欠片」や、解放条件をクリアして、武将を仲間にすることが可能です。
武将を仲間にすることで、戦力の向上や戦略の幅が広がるため、よりゲームを楽しむことができるようになります。
⑦「闘技場」に挑戦しよう!
武将を強くして戦力が上がってきたら、「闘技場」に挑戦してみましょう!
闘技場は、自身の編成した武将と他のプレイヤーが編成したチームを戦わせるPvPシステムです。
戦力不足を感じてきたら、また武将を強化して挑むといいでしょう。
闘技場では、その段位に応じて、武将の募集や武具の購入に使用できる「闘技場ポイント」や強化素材等のアイテムを入手することができます。
三国鍛冶物語の序盤攻略
コツ①:効率よく製造して売りまくろう
武器を製造するときに右下にあるビックリマーク(画像左下参照)を押すと、「あと何回作れば資材が削減できる」や「クオリティが上がる」や「次のレアな武器の解放までの必要製造数」など進行状況が分かります。
同じ物を注文通りばかりではなく、どんどん新しいものを解放すれば、単価上がりより早く稼ぎやすくなります。
コツ②:任務に従って爵位を上げよう!
基本は画面左側に表示される「任務」に従って進めていきましょう。
「爵位」という店主の肩書きがレベルアップされるとさまざまな設備がアンロックされ、レアで高価な武器が製造できるようになります。
コツ③:投資は慎重に
ゲーム序盤は、コストが激安なのでお店をスムーズに大きくすることが出来ます。
しかしながら、アンロックする場所は慎重に選んでください。店が大きくなってきた中盤には、設備がアンロックされる金額がウソみたいに値上がりします。
不必要なところに投資しすぎると、あっという間に金欠になるので要注意です。
三国鍛冶物語のリセマラ事情
三国鍛冶物語では、リセマラはオススメしません。
オススメしない理由としては、ガチャを引くためには、チュートリアルが終わった後にも、しばらくの間ゲームを進める必要があります。
1回のリセマラに時間(20分ほど)がかかるうえに、引くことができる回数は1~2回ほどと少なめです。
また、ガチャから排出されるのは「武将の欠片」や武具、素材ですが、武将の解放には「武将の欠片」×50個(ガチャから出るのは5個~20個程度)が必要です。
レアな武具に関しても、レア度が高い装備ほど武将のレベルが高くないと装備できず、序盤をスムーズに進められるといったメリットがないため、リセマラはオススメしません。
三国鍛冶物語のQ&A
三国鍛冶物語はPvP主体の三国志が好きな人でも楽しめるの?
強い装備を作って強い武将を育てるという点ではPvP主体の三国志ゲームと似ているため、育成が好きであれば楽しめます。
一方で、戦闘中は完全オートで、武将編成や配置のみで勝敗が決まるので、PS(プレイヤースキル)の必要な割合は、かなり低めとなっています。
もっとプレイヤー自身の実力で、敵を倒したい、ランキング上位を目指したいという方にとっては少し退屈かもしれません。
三国鍛冶物語は結局キャラゲーでは?
必ずしもキャラゲーとは言えないでしょう。
確かにキャラクター(武将)によって強さの差は存在します。
しかしながら、1vs1の戦闘はほとんどなく、編成や武将のタイプを上手く組み合わせることでキャラクター性能の差を埋めることが可能です。
三国鍛冶物語は課金しなくても先行プレイヤーと一緒に遊べる?
プレイ時間によっては、先行プレイヤーと張り合うこともできるでしょう。
三国鍛冶物語では、タスクや任務が毎日たくさんあるので、無課金プレイヤーでも毎日コツコツプレイすれば、レアな武器や防具、レアな武将を手に入れることが可能です。
ガチャ以外で手に入る武将も十分活躍できる場があるので、先行プレイヤーに絶対に敵わないということはありません。
スタミナ等の一日にプレイ出来る上限はありますか?
三国鍛冶物語にスタミナは存在しません。
画面上のハートのようなみたいなものがスタミナに見えますが、商品を売る際に値上げをすると消費するお店の信頼度のようなもので、スタミナとは関係ありません。
三国鍛冶物語の評価・レビュー
総合評価 | やりこみ要素が非常に多い、欲張りな経営シミュレーションゲームです。操作は簡単ですが、出来ることが多いため、どうすれば強くなれるのかを模索するのが難しいです。三国志ゲームとしては斬新なゲーム性、そしてまだリリースしたてということもあるのか、攻略情報が少ないです。個人的には、イベントなど今後の盛り上がりに期待したいです。 |
(2.7)
イラスト | 三頭身のデフォルメキャラです。ゆるキャラ感があって個人的には可愛らしいと思います。 個人的には装備を変えたら見た目も変わって欲し…は高望みですね。 |
(3)
演出 | 戦闘時のアクションはほとんどありません。ガチャの演出も他のスマホゲーと比べると非常にシンプルです。 |
(1.5)
ストーリー | 主人公が三国志のストーリーに鍛冶師として巻き込まるというオリジナルのもの。三国志のストーリーが分からない人でも楽しめるはずです。 |
(2.5)
世界観 | 三国志ゲームではありますが、シュミレーション要素に振り切っている点が斬新です。三国志の歴史や武将に詳しくなくても問題ないので初心者にも始めやすいです。 |
(3)
バトルシステム | 良くも悪くも作業ゲーム。他のゲームと違ってPvP要素があったり、ストーリーモードがあり報酬が充実しているため、やることは途切れません。ただ、コツコツ地道に育てるのが苦手な人は、単調で飽きてしまうかも。 |
(2)
操作性 | 戦闘はすべてオートで進むので、難しい操作がなく初心者でも簡単にクリアできます。しかも早送りどころか、戦闘時のSkipボタンもあるので、サクサク進められます。 |
(3)
やりこみ度 | 作って売って店を繁盛させるだけではありません。任務やタスクも豊富。クールタイムもそこまで長くないので、待ち時間の間、別の作業を進めたり、などまるで店員のようにいい意味で忙しいです。 |
(4)
無課金への配慮 | レアなキャラ一体を手に入れるまで、同じ欠片を集めることが非常に大変。どうしても欲しいキャラがいる場合には微課金では無く、それなりの課金が必要です。ストーリー等を進めていく上では、公式からの配布が多いので時間はかかるけれど問題ない印象です。 |
(3)
三国鍛冶物語は、三国志の世界観と経営シミュレーションを足したゲームというもの。
プレイヤーは工房を訪れる三国志の武将たちに武器を売り、そのお金で工房に投資して大きくしたり、武器を売ることを通して武将を強化していきます。
珍しいモチーフなので斬新さを感じる一方、「武将キャラを使った戦略的なバトルが楽しみたい!」という従来の三国志ゲームにありがちな体験を求めると、期待とは違い過ぎてガッカリするかもしれませんね。
あくまでも、三国志の世界観を借りた経営シミュレーションという位置づけです。
メーカー | Yoo Games |
ジャンル | 経営シミュレーション |
配信日 | 2020年2月25日 |
対応端末 | iOS/Android |
価格 | 基本無料/アイテム課金 |