5月のゲームソフトの売り上げが前年比で23%も落ち込んだと発表された北米のゲーム市場。ここ3ヵ月は連続で売り上げが前年より下回っており、ゲーム業界もそろそろ浮上させたいところであろう。そんな6月第3週を引っ張るのは、Atariの「Ghostbusters: The Video Game」とActivisionの「Guitar Hero Smash Hero」の2本である。
まず紹介するのは、プレイステーション・ポータブル以外の全プラットホームでリリースされた「Ghostbusters: The Video Game」。80年代に世界的な大ヒットを飛ばしたハリウッドのアクションコメディー映画『ゴーストバスターズ』を題材にしたゲームだ。オカルトに傾倒し過ぎていたために大学から追い出された博士たちが、おりしも湧き出してきたゴーストたちからニューヨークの街を救うというストーリーで、ゲーム版は映画第2弾から2年後の1991年という設定。プレイヤーは、新しくリクルートされた新人ゴーストバスターズという役どころだ。
「Guitar Hero Smash Hit」は、人気リズムゲーム「Guitar Hero World Tour」の拡張パックだ。過去4つの作品や拡張パックから人気の高い48曲を、「Guitar Hero World Tour」のドラムやボーカル用マイクに対応させて新たにパッケージ化されたもの。キッスの『Rock and Roll All Night』(1975年)、オジー・オズボーンの『Bark at the Moon』(1983年)から、インキュバスの『Steller』(1999年)、AFIの『Miss Murder』(2006年)まで、新旧取り混ぜた曲が収録されている。
PC向けにはユニークなソフトがいくつかリリースされている。「America’s Army 3」はアメリカ陸軍が新兵のリクルートを目的に制作している、無料のFPS第3弾だ。兵士としての訓練から実践テクニックまでをゲーム上で体験してもらおうという内容で、シミュレーションゲームとしての本格的な仕様をUnreal Engine 3.0がバックアップしている。アメリカ人の若者向けではあるが、海外からでも無料でダウンロードして楽しむことが可能だ。また、「Left Behind: Tribulation Forces」はキリスト教系のテーマを盛り込んだ“宗教ゲーム”の第2作目。アメリカでは国際的なテロリストの活動が活発化する中で宗教回帰ともとれるブームがロック音楽などでも盛んに見られるが、この「Left Behind」も6,500万部を売り上げた同名小説シリーズを基にしている。
≪北米リリースタイトル一覧(6月14日―6月20日分)≫
■Wii ・Big League Sports: Summer(Activision) ・Diva Girls: Divas on Ice(505 Games) ・Ghostbusters: The Video Game(Atari) ・Guitar Hero Smash Hits(Activision) ・Let's Tap(SEGA)
■PLAYSTATION 3 ・Ghostbusters: The Video Game(Atari) ・Guitar Hero Smash Hits(Activision)
■Xbox 360 ・Ghostbusters: The Video Game(Atari) ・Guitar Hero Smash Hits(Activision)
■PC ・Agatha Christie: Peril at End House(Dreamcatcher) ・America's Army 3(US Army) ・Ghostbusters: The Video Game(Atari) ・Left Behind: Tribulation Forces(Left Behind Games) ・The Hardy Boys: The Perfect Crime(Dreamcatcher)
■ニンテンドーDS ・Big League Sports: Summer(Activision) ・Discovery Kids: Parrot Pals(505 Games) ・Diva Girls: Divas on Ice(505 Games) ・Flower、Sun and Rain(XSeed Games) ・Ghostbusters: The Video Game(Atari)