| 「KILLZONE 2」は、「KILLZONE」(PlayStation 2)、「KILLZONE: LIBERATION」(プレイステーション・ポータブル、日本未発売)に続く、人気SFアクションシリーズの最新作。時は24世紀。地球は数々の星々を植民地とし、繁栄と平和の時代が続いていた。だが、惑星ヘルガーンの絶対君主“スカラー・ヴィサリ”率いる“ヘルガスト”がヴェクタ星に侵攻したことにより、“ヘルガスト”と惑星間戦略同盟“ISA(Interplanetary Strategic Alliance)”との間で戦争が勃発する。
最新作「KILLZONE 2」では、プレイヤーは、“ISA”のアルファ部隊の一員“トマス・セブチェンコ(通称:セブ)”となり、“ヘルガスト”の母星ヘルガーンに送り込まれる。この地で“スカラー・ヴィサリ”の野望を食い止めるべく、さまざまなミッションをこなしていくことになるのだ。
FPS(ファースト・パーソン・シューター)というジャンルに属する本タイトル。これまでのFPS作品の流れをそのまま受け継いだオーソドックスなつくりで、FPSが好きな人であれば特に苦労せずにゲームが進められるはずだ。また、壮大な世界観が設定されているため、前作「KILLZONE」をプレイしていない人は「話についていけないのでは?」と心配されるかもしれないが、オープニングムービーや、ゲーム進行に伴って得られる情報で、硬派なSF世界にどっぷりと浸れるはずだ。
スクリーンショットや動画を見たことのある人には、本タイトルのビジュアルの良さを改めて説明するまでもないだろうが、ときに重苦しいとさえ感じる重厚なビジュアル、丁寧に作られたマップによって、プレイする者は、“戦場”という過酷な場所にいることを強く認識することだろう。また、見渡す限りどんよりとした暗めの色彩の地形や建物に囲まれ、ビビッドな配色のオブジェクトがほとんど存在しない環境が作られているため、“ヘルガスト”の兵士の光る赤い目の不気味さが殊更強調されているように思える。
プレイヤーの行く手を阻む“ヘルガスト”の兵士にいわゆる“やられ役の雑魚キャラクター”がおらず、それぞれが人間的に行動するのも本タイトルの売りの1つ。序盤から巧みにこちらの攻撃を避け、反撃を仕掛けてくる敵の排除に苦労することが多々あり、緊張感のある戦闘が楽しめた。基本はアルファ部隊のメンバーとチーム単位で行動することになるため、物陰に隠れながら、ほかの隊員が1人でも多くの敵を倒してくれるのを期待することもしばしばあった。ただし、チームのメンバーがある程度のダメージを食らうとその場に倒れるため、猛攻撃の中、救助に向かうはめになる。仲間に頼りすぎるのも禁物なのだ。
銃器は多数用意されているが、命中精度の問題で、スナイパーライフルでなければなかなか遠方の敵を倒すことができない。所持できる武器の数も制限されているため、常にスナイパーライフルを持ち歩くことも不可能だ。前もって遠くにいる敵を何人か倒してから主戦場に向かうといった慎重な手段がなかなか取りづらいため、必然的に接近戦が発生し、激しい戦いに巻き込まれることになる。
個々の戦闘が過酷なため、ある程度ゲームが進行すると少々ストレスがたまってくる。その辺りもじゅうぶん考慮しているのか、固定銃座や搭乗兵器が所々に配置されており、敵を一気に蹴散らせるシーンが用意されている。不道徳な言い方ではあるが、複数の敵を一斉に倒すことで、通常戦闘の緊張感と正反対の“気持ちよさ”が味わえるのだ。
FPSというジャンルの正統な後継タイトルと言える「KILLZONE 2」。FPSをそれなりに遊んできた筆者としては、「変化球が少なく、直球勝負が多いタイトル」だと感じたことは事実だが、壮大なSFの世界観が十分堪能できる大作FPSとして、多くの人に受け入れられることと思う。
KILLZONE 2
■メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
■ジャンル:FPS
■機種:PLAYSTATION 3
■発売日:2009年4月23日
■価格:6,980円(税込)
■KILLZONE 2 公式サイト
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KILLZONE 2 ©Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Guerrilla Games. |
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